海からの恵み

＜フグの毒＞

　フグの毒はテトロドトキシンと呼ばれ、その毒性は青酸カリの1000倍以上といわれます。
テトロドトキシンは熱に強く、煮炊きした程度では分解せず、また、人体への吸収も早く
食後30分ももしないうちに症状があらわれることもあるようです。
初期症状は口唇や舌、指先のしびれ、発声不能、嘔吐など。


＜応急処置＞

　薬を飲んでも注射をしても、まず直る可能性はない。
その時には、食べたフグを口から吐き出すのがもっとも安全で、
かつ早い応急処置で有る。（もちろん病院に急行する）
一番簡単な方法は、ろうそくを粉にして飲むとほとんどのフグを吐き出してしまいます。
生きるか、死ぬかの瀬戸際だけに知っておくと重宝である。


目次に戻る